リファクタリング・ウェットウェア ― 達人プログラマーの思考法と学習法

リファクタリング・ウェットウェア ―達人プログラマーの思考法と学習法
Andy Hunt
オライリージャパン
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おすすめ度の平均: 4.0
4 この手の本に食傷された方に…
4 学ぶための遊び
5 全ての学習者が読んで実践するための本
4 まとめ本

リファクタリング・ウェットウェア ―達人プログラマーの思考法と学習法を読みました。

振り返ってみると、ここ1〜2年、ビジネス書みたいのばかり読んでいて、 技術書をあんまり読んでいないな、と。

とにかくいつも仕事にまくし立てられていて、 受託でやってた時のように、数週間タスクがなくて暇なんていう状態が あり得ない事に起因してるのかななんて思ったりします。

そこで、手にとったのが、この本。 ウェットウエアってのは脳みその事を指してるんだけど、 達人プログラマたるもの、そいつをどう扱うのか?っていう本です。

ブラックスワンの話しとかも出てきたりします。

全然技術技術しているわけではないけど、端々でエンジニア稼業をしている人には ムフフって思えてしまう記述が目についたりします。

・ドレイファスモデル的には、自分が今どんくらいにいて、 ・自分の役割として、ただ命令に従ってちゃいかんなぁとか、 ・脳みそは線形なLモードと、非線形なRモードがあって、 ・両方をうまいこと使わないといけない。 ・Rモードを呼び出すために手書きのメモを〜とか。

でも、まぁ、一番グッとくるのは、最後の方の働き方の話しで。 昔読んだトムデマルコのピープルウエアとかと似たような。

・メールや電話や割り込みとの向き合い方とか ・いかに集中ができる環境を作るかとか ・アウトプットの考え方とか

何年も前から、その通りだなって思ってる事が全然やれてない。 会社うんねんで愚痴をこぼしてる前に、何度も本を読み返して、 そういう振る舞いができるように。

にしても、2009年の年末に、とても素敵な本にめぐりあえたなと思っています。

大掃除を兼ねて、今後頻繁に読み返すか否かで棚を分けようと思っているのですが、 確実に頻繁に読み返す事になる一冊になりそうです。

-- 最近、改めて↓をもう一回読もうかなぁと思っています。

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アンドリュー ハント デビッド トーマス
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