受託開発の極意 ~変化はあなたから始まる。現場から学ぶ実践手法

受託開発の極意 ~変化はあなたから始まる。現場から学ぶ実践手法を読みました。

永和システムマネージメントっていうSIerがあって。 一般的には、そんなに有名ではないのかもしれないけど、 それ系の勉強会とか、書籍の翻訳とか、カンファレンスとかでよく見かけて、 業界内の人の中では有名な会社だと思うのですが、 そこの会社のマネージャというか現場のリーダ的な人が書いた本です。

自分は今、受託開発をやっているわけではなく、 自分の会社のシステムを自分で面倒みてるわけですが、 別に受託開発じゃない人が読んでも全然アリだと思います。

そんな中で、"お客様とのXX"ってのが、めんどくさいなぁって感じてしまう反面、 社内調整においても、契約の関係がないから、どっちが上ということがなくて、 調整面で難しいところもあったりします。

特に自分がいる会社は、ほとんどの人が数年以内の 中途入社だってのもあるからかどうかわからないけど、 受託で自分がやってたころより、ピリピリして白熱する打ち合わせもあったりします。

当然、言った言わないもあります。。

この本を読んでみて、特に、新しいとか、スゲーとか、思うようなことはなかったですが、

だけど、書かれている内容が、"当たり前だ"って思っている人と

一緒に働けるかどうかってのは、また別の話ですが。。

でも、人間味のあるやり方でやってるな~っていうのをすごく感じて、 いいな~って思いました。

最近、いろんな本を読んでいて、改めて"時代は変わったんだな"って思うところがあって。 この本でも、以下のような記述があります。 126ページ プラスαの行動 調べ物一つするにしても、Googleですぐにわかる情報に価値はありません。

自分が新人でJavaプログラマをやっていた頃、 インターネット上には、今よりも情報は少なくて。 でも、メーリングリストはレベル高すぎて何を言っているのかわかりませんでした。

出直してこい、みたいにケチョンケチョンにされてるのを見かけたり・・・

本屋さんに行って、本を読んでみたけど、ドンピシャの回答は見つからなくて、 似たようなことやってそうなプロダクトのjarファイルを解凍して、デコンパイルして~とか。

今は、いろんな記事が出ていたり、人がブログで技術を紹介していたり、 状況はガラっと変わりました。

ただ、ソースコードレビューとかしてると、どっかからコピっただけで、 何も理解していないし、考えていない実装を見かけたりします。

時間は限られているわけだから、そこら辺のバランス感覚が 大事なんだろうなって。

ソースコードレビューとかいうと重苦しくなるけど、

XXさーん、すいません、とりあえずコレやったら動いたんですけど~

みたいな会話がまかり通る雰囲気が自分は好きです。。

一人で抱え込んで唸っても、あんまり、、、な事が多い気がします。


技術者としてウンヌンだけでなく、ザックリと概要をまとめられるって 大事なことだよなって思って、 この本で紹介されていた、ユースケース実践ガイド―効果的なユースケースの書き方 (OOP Foundations)は 読んだことがないので、Amazonで注文してみました。