ニューズウィーク日本版ペーパーバックス 馬鹿(ダム)マネーを読みました。
サブプライムとか、リーマンショックとか、そりゃ後からだったら 何とだって言えるぜ、、みたいな本です。
が、さすがニューズウィークってことだけあって、 読み応えあるし、テンポよくて、ユーモアがなんとも良い。 例えば↓こんな節。 未公開株投資会社の株がしぼみはじめた。 「買収インポテンツ」とでも呼ぶべき状況が、 NYのアッパーイーストサイドの中年男性たちを悩ませるようになった。 意欲満々のパートナーと情熱的にことを進めることも、 お互いに満足感を味わうこともできなくなったのだ。
自分も金融危機には相当クラった派です。 投資に回してた金融資産の価値が半分くらいになりました><
今は底値でしこんでおいたヤツがいい感じに戻ってきて、 ようやくトントンといった状況です。 #ただし、お世話になった会社だからと保持し続けた #前職の株価は一向に回復する兆しが見えず、 #価値的には買った金額の1/3に近いくらいですが。。
思いっきり損したところで、いろいろ本読んで勉強したり、 オプション取引(もうかったら権利を行使して、損が出たら権利を放棄しちゃうってアレ)で ギャンブルまがいのことをして更に損したりw
そんなこんなで、今となっては、 ・なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方とか、 ・お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)とかみたいに、 毎月積立る型でインデックスに連動した投資信託(手数料や信託報酬が安い)で せっせこ溜め込んでいるっていう感じになっています。
メインに使ってる証券会社では主に海外の株式や債券のものを買ってて、 国内系は、話聞いて一番腹落ちした、さわかみファンドとか、 確定拠出年金(401K)でTOPIXに連動したやつとかを買ってます。
でも、この本読んでも思いますが、後になってみなきゃわっかんないんですよね。 マサチューセッツ工科大学の大学院卒業して、ハーバード大学でMBA取得して、 とある大企業で凄い成果を収めて、とある企業のCEOに抜擢されて、 あいつスゲーみたいに、言われてた人や、 就職活動している大学生から、物凄い人気を集めるような企業も、 え?なに?そんなモンだったの?的な。
ただ、もし、自分が株買って損してなかったり、 金融関係の本を持ってなかったりしたら、 全然勉強しなかったっていうか、物凄く無知だっただろうって思います。 #今でも、いろいろ小難しくてあんまり良く分からないですが。。
まぁ授業料だったみたいに思っておけばいいかなと思いますが、 それ以上に、結局お金なんてどうなるかなんて分からないんだから、 いざって時にも、ちゃんと自分自身でお金稼げるようになっとかないと っていう教訓になりました。
自分はITエンジニアなので。 財テクみたいな小賢しい事をチマチマやるんじゃなくて、 もっともっとスキルを向上させて、腕一本で食っていけるように ならなきゃな、、なんて。
いろいろ当時の自分の心理状況を思い出したり、今後どうやってこうか?とか、 本の内容とは全然別の事考えながら読んでたわけですがw どんなノリだったの?とか、 どんだけ狂ってたの?とか、 その辺知りたい人がいたら、オススメです。
ついでに↓この辺も読んでおくといいのかな、と。
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理系向け、株価の仕組み理解
良心的な入門書
資産運用するなら最初に読んでいただきたい本の一つ