数に強くなる (岩波新書)を読みました。
これはヤバかった。
最後の章の冒頭が以下のようになってるんだけど、 さあ、この章をもって本書もオシマイである。 え、え、ちょ、まだ終わらないでよ、って埼京線の中で口に出しそうになった。
いろんなことが腑に落ちまくる。
50,000 って、いくつだか分かりにくい。 5,0000 だったら分かりやすいのに。 万は0が四個。億は八個。兆は十二個 4つ区切りの方が分かりやすいようになってる。日本語は。 でも、英語だと、105,000 をone hundred, 5 thousandなんだって。 「単位:千円」とかいって0を3つ省くのとかも・・・。
よく、ザックリで~とか言うけど、倍と半分はOK的な。 で、ドンガラなんて話に流れてくんだけど、ドンガラガンのところなんて、 ウッヒョーって思ってしまいつつ(ザックリ書くの難しい・・・)、 不純なものが入ってるから面白いんだ的なところもツボだったり。
そして、何よりも、語り方がいいっていうか。 そうやって普段から頭の中を数でいっぱいにして、くたびれるくらい に動かしているくせに、著者は自分の財布の中身にはまるで無関心なのである。 著者の研究所の近くにある「金ちゃん」という中華料理屋でいつも食べる、 「肉ニラ半ライス」の750円あればいいくらいにしか思ってない。 とか、なんか"こっち側"の人だよなって、妙に親近感が湧く。 畑村洋太郎さんの他の本もチェックしていこうと思います。
また、地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」 ↑この本もよかったけど、より"数"ってものにフォーカスしてるのに、 全く堅苦しくなくてざっくばらんな数に強くなるの方が面白かったです。
この本は、弾言 成功する人生とバランスシートの使い方を読んでいて 出会ったんだけど、読んだ本が、本を呼ぶってのも、いいもんだなぁと。