南場智子さんの "不格好経営―チームDeNAの挑戦" を読みました。

電子書籍で取り扱ってなかったので、久しぶりに紙の本買いました。 要はそれほど、今のタイミングで読みたかった本。   ブワーっと一気に読んでしまったのですが、 不格好だなんてコレっぽっちも思わず。   Oracleからそんなにぞろぞろエンジニアが入ってくるとか、 失敗したと思っても、それをガッツリ取り戻して、それ以上に持ってく感じ スッゲー熱いじゃんっていう。   以下、私事なのですが、2007年の春頃に転職活動をしていました。 当時SIerに勤めていた自分は、ウェブ進化論に感化されて、インターネットの向こう側の人間になろうと。   ちょうどそんなタイミングで楽天の人に声をかけてもらって。 フロアを案内してもらってたら、SIerに同期入社したヤツがそこにいたりして、 転職のタイミングでJavaからRubyへなんていうのを狙ってた自分的には、 Matzがフェローに就任とかっていうアレで、楽天イイかもって思ってた時期で。   ただ、楽天が本当に自分が行きたい会社なのかを確かめるために、 東京国際フォーラムで行われたエンジニアの転職イベントにブラっと行ってみました。 ↓その時のブログ。 http://shinodogg.com/?p=1162   読み返してみると、ほとんどDeNAの事しか書いてなくて、 今でも↓の事はたまに思い出す。 "最近、コード書くことがめっきり減ってきて〜"なんて俺が言ったことに対して、 真顔で、 "それ、あなた、人生の転機ってことですよ?"って言われたのが、 非常にグサッときました。   あの時、本気で口説かれてたら普通にDeNA選んだかもな〜とか。 というか、PerlじゃなくてRubyだったら、、って感じだったかも。   楽天のブースでRubyへの取り組みの話を聞いて、森さんのサードリアリティの講演とか。   結局、僕は楽天への入社を決めたわけだけど。   もちろんこれからもDeNAは躍進し続けるだろうし、 どんどんグローバル化していくのだと思うけど、 こういう本を読むたびに、入るならリスク背負って、早い段階でって思ってしまう。   仕事とプライベートの境目なんてあって無いようなもの、くらいで良くて、 データベースを復旧出来る人間が寝てるマンションの部屋に罵声を浴びせ続けて叩き起こして、、 なんてあっちゃイケないことだけど、そんくらいじゃなきゃダメなんじゃない? とか思ったり思わなかったりもするし。   僕は経営者ではないけれど、技術者として、がむしゃらに、デカいとこ狙って走りたいなって 思わせてくれる素敵な本でした。  

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