ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと

ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと

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5 合意できることは4分の1、理解できることは半分、あとは懸案

ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のことを読みました。

自分はアーキテクト的な位置づけで(グループにそういう役職ないですが、、) 日頃から仕事をしているわけなんですが、 この本を読んでいて、システム業界のアーキテクトっていう存在も、 だいぶコモディティ化してきたんじゃないかなぁと。

・コミュニケーション重要 ・尖るのもいいけど運用とかシンプルさとかの方がね ・近視眼的に近道さがさないでちゃんとやろうぜ

いろいろ深い洞察や、うーん言い得て妙だなぁなんてのも たくさんありましたが、もう少しそこを深堀りしてくと、 至極当たり前の事が並んでいるように思えます。

なので、途中から、自分が説教されてるみたいで、 うんざりしてくる感も否めずといった感じでw

常にトラブルシューティングと、場当たり的な運用を行いながら、 開発プロジェクトを進めていると、だんだん感覚がおかしくなってくるので、 たまにはこういう本読んで考え方をリセットしなきゃいけないなと思います。

この本読んだからって何かが身につくわけではないですが、 実際に業界でプロップスをえているアーキテクトの考えが垣間見れるってのは、 アツいですよね。

でもって、97人の外人のエッセイの後に、巻末に日本人のアーキテクトたちのが 続くわけなんですが、全然負けてねぇじゃんっていうか。 特にはてなの伊藤さんと、監修の鈴木さんの言葉には力があるなと思いました。

ハッカーではなく、アーキテクトとして食っていきたい人には、 いいんじゃないかなぁと思いました。