・もう何年も行き続けてるイベントですが、今年は諸々で1日目の午前のみ参加
・天気 雪積もってるし! ・受付 参加証印刷していくのがタルいので、 #会社のプリンタは使えないし(部署ごとの枚数制限が激しいので) #家のプリンタぶっ壊れてるし iPhoneの画面見せるだけでOKでした。 ・オライリー書籍 4000円でタンブラー、6000円でTシャツ、8000でバッグってことで、 買わずにこういう機会を待っていた3冊を会計したら、 あと1000円ちょっとで8000円だったので、1350円のPython本も購入。 ・会場 結構年いってる人が多い。ノートPC持ってる人も少ない。 ・栗原さんによるクラウドの講演 - IBMでメインフレーム→OS2→DB2とかやってた。 - IBMでMITに留学させてもらってた。専攻は並列処理アーキテクチャ。 - Richard Stallmanが同じフロアにいたらしい。 - 弁理士や翻訳とか多才な人だなぁ。 - クラウドとは? 依然としてよく分からんという状態。バズワード。 グリッドもよくわらんかった。シェアードナッシングな並列処理だったのに、 どっかのベンダーが製品に使ったりして意味合いが変わってきてしまった。 ・5つの特徴 - オンデマンドとか、リソースのプーリングとか ・3つのサービス - SaaS, PaaS, IaaS 大規模水平スケーリングへ →NoSQL(NotOnlySQL)。データの整合性の一部を犠牲に。 単なるデータセンターのアウトソーシングをクラウドって呼んだりする人もいる。 - 本質 所有から利用へ サーバ中心型。大型データセンターに集約(NWの管理が楽)。選択と集中。 すでに進行中のメガトレンドにキャッチーな名前を付けたもの(Web2.0みたいな) クラウドっていうバズワードは陳腐化しても概念が陳腐化することはない。 Web1.0はDoubleClick - 広告代理店がバナーを出して課金。 Web2.0はAdSense - - クラウドコンピューティングがもたらす変化 Fail Often, Fail Quick, Fail Cheap →長期計画ではなく、失敗したものはすぐ止める。 止めるにもコストをかけない。9敗1勝(ユニクロ)的な考え方。 Strong Consistency→Eventual Consistency →RDBMSで保証されたことが保証されない。NoSQL。 - AmazonのSWOT分析 Strength:クラウドプロバイダー、実質的コストは低い(さおだけ屋はなぜ的なのと同じ) Weakness:エンプラ系の経験不足、クラウドは言っても副業でしょ? Opportunities:顧客データの活用。企業コンピューティング向け機能も拡充方向 Threat:電子コンテンツがAppleに食われる。エンプラ向けでAzureが参入。 - GoogleのSWOT分析 Strength:サーチエンジンという金のなる木。人材やノウハウ。 Weakness:元々業務系じゃないので Opportunities:無料サービスで収益化 - Microsoft Azure Strength:.NETの互換性、マーケティング力 Weakness:PC以外のデバイスでうまいこといったことない。ネット事業も弱い。 - Salesforce Strength:企業向けには最も浸透してる Weakness:RDBMS依存の独自アーキテクチャ。どこまでスケールできる? Opportunities:Force.comを定番開発プラットフォームの一つに Thread:AzureのSoftware+Serviceの方が一般企業には現実的? - エンプラとソーシャルの融合 昔から言われてきたけど、いよいよ。SalesForceのChatterとか。 - 比較 Amazon, Google, Microsoft, SalesForce(社外もエコポイントとか) →もうレッドオーシャン。あと入ってくるとしたらAppleくらいか。 - パラダイムシフト 箱売りビジネスがますます困難に。 スピード最優先のビジネスモデルがますます重要に →小規模SIやノマドワーカーが有利な立場に Force.comみたいの使ったりして。 オフショアとの競合がますます過激に。 既に起きているシフトを加速化させている。 →別にクラウドが新しいパラダイムシフトを起こしたわけではなく、 既に起こっていることにキャッチーな名前を付けてるだけ。 - コアとコンテキスト コア:差別化要素、コンテキスト:コア以外。 石川遼-ゴルフ1億。スポンサー4億。 遼君はどこにリソース(時間)を割くべきか? →儲かってるとこだけにお金を投入すればいいというものではない。 ・ディベロッパーとしてコアとして追求すべき要素は? 並列アルゴリズム、NoSQLベースのシステムデザイン、水平スケール型システムの構築 →テクノロジーをコアとして維持出来る期間は短いけど、 原理原則やヒューマンスキルはより長期的にコアとしての地位を維持出来る可能性 ⇒人月の神話なんて古典なのにいまだに〜的な。 ・岡本さんのSalesForce.comの話 - 650億ドル:広告、950億ドル:ビジネスアプリ ⇒大きなマーケット!softwareでいくか?cloud computingでいくか? - Amazon 膨大なインフラ、その上にVM、そっから先は自己責任。 あらゆる業務に作れる。なんでも出来るけど、低レベルから自分で - Azure BtoC等の公開サイトには的しているけど、エンプラ用途には? プログラムはスクラッチから自分で作らなければ - Force.com 膨大なトラフィックをさばくのに的しているわけではない。 ビジネスアプリケーションの素早い作成にフォーカス 豊富な標準フレームワーク。ビジネスマネジメント。 - 他とForce.comの違い 他社 "開発者"がアカウントを取る。ユーザはWeb上の1アプリとしてアクセス。 ユーザーに対してValueを提供しにくい Force.com 全てのユーザーはプラットフォームサービスとして利用する 各企業毎にサービスとして。 - メタデータプラットフォーム 実データ(アカウントとか、業務データとか)と メタデータ(UI定義、ビジネスロジック、DBスキーマ)と ⇒ サービス毎に保持している。マルチテナントデータベース。 →上記をカーネルが処理してサービスとして提供。 メタデータは他組織へコピーが可能。 - クラウドプラットフォームサービス 一個Force.comをもってれば全ての組織はForce.comが持つカスタマイズ機能を使える →エンドユーザーコンピューティングっていう観点でも優れている クラウドアプリケーションを配布する - ターゲットが違う 開発者がターゲットなわけではなく、ユーザーのSaaS環境でありながら、 プラットフォームを。PaaSをSaaSで提供。ってややこしすw - Force.comとJava/.NETの比較 コスト半分、スピード5倍、高品質。 部品化されてるから組み合わせがうまいことハマれば。 - Force.comのデータベース 基本的なRDBMSの機能 Scaffoldの高機能なのも付いてたり。Web画面でトレースできたり。 セキュリティ絡みや他サービスの連携とかも。 - セキュリティ&共有ルール - ワークフローエンジン&承認プロセス 申請データをロックしたり、並列/代理承認とか - BIエンジンによる分析 DBと統合されてるので〜 - デモ はじめてみた。セールスフォースの画面。ログイン画面もキャッチーね。 いわゆる開発環境と違う。画面でポチポチやってくだけ。画像も選べたり。 後からカラムを追加してもちゃんとデータがマイグレーションされるっぽい。 ただ、こういうコーディングレスでできるところのデモはよくて、 実際にガチンコな要件に合わせてカスタマイズする時どうなの?って ところが知りたかったのですが、軽く流されちゃった感。。 - 開発 クラウドなのでいろんなsoftwareをなんちゃらしなくても。 →SIやる時にも楽できる。 ではSaaSビジネスを立ち上げるには? ⇒10年間の安定稼働の実績など。 Developerforceは無料。 →お客さんが使うWindowsに対して課金しないよね? 30日間の無料トライアルができる→Trialforce バグフィックスのパッチとかは? →Pushで一括配信。常に1つのバージョンだけ。7i〜11gとか面倒なことはしない。 ⇒クラウドだからこそやれること。 ↓オライリーでゲットした景品