ドラッカー先生の授業 私を育てた知識創造の実験室

ドラッカー先生の授業 私を育てた知識創造の実験室を読みました。

自分は恥ずかしながらドラッカーの本は、 プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編)) しか読んだことがありません。

が、プロフェッショナルの条件においては、 普段、おぉって思ったページは端を三角に折るのですが、折ったページの多いこと多いこと。 グサグサきまくりで、そりゃまぁ、みんながいいっていうのもわかるぜって。

で、ブックオフ大人買いした本が何冊もあるのですが、なかなか読めず。 なんか敷居が高いと感じてしまうのか、せっかく読むなら気合入れてよみたいとか、 通勤の電車で(朝は寝ぼけ、夜は疲弊)読もうと思えなかったりして。

そんなこんなで本屋で出会ったのがこの本(ドラッカー先生の授業)です。 エグゼクティブ向けの大学院において、ドラッカーの生徒だった、ウィリアムAコーンという人による 回顧録+コーンはどうやってドラッカーから習ったことを実践してきたか的な。

立ち読みしたときに、  ・ライトウエイトだけど、  ・ドラッカーのエッセンスが詰まってそう って思って買いました。

読んでみて、上記の通りだったのと、あとはドラッカーのエピソードが山盛りで、 くぅ~、やっぱデキた男だぜ、なんて思ってしまう感じです。

全体通して、ほぇ~って思うことはたくさんあったけれど抜粋して。  ・変化は起こるのだから受け入れる  ・過去の栄光にすがらない  ・常識は間違っていることが多い  ・郷に入っては郷に従え  ・本業以外に専門分野を  ・定石に従うだけじゃなくて頭使って考えろ  ・文字にしたためない限り、心の底から理解なんてできない  ・ドラッカーは教壇や研究がしたいから管理職にはならなかった

ただ、なんとなく、こういう本を読んで、 ちゃんと深く考えてもいないくせに、ざーっくりと方向性的なことだけ示して、 あとは全部お前らでやっとけよ的な、似非マネージャーみたいな人が 増えないといいなとか思ったり思わなかったり。

結局、楽なんてできないんだよなって。 自分がコレだ!って決めた目標に努力し続けることが大切で。 (ユダヤ人のドラッカーがイギリス、アメリカと渡り歩いて、アメリカでも強かに 突き進んだエピソードとかも紹介されてました。)

やっぱこういうの読んでるとやる気でてきます。

何時間かかったかカウントしてませんが、読むのに結構時間かかりました。

プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))
P・F. ドラッカー Peter F. Drucker 上田 惇生
ダイヤモンド社
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おすすめ度の平均: 4.5
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