努力の証―第八代国連事務総長 潘基文物語

努力の証―第八代国連事務総長 潘基文物語を読みました。

お隣、韓国の人で、国連の事務総長(要は一番偉い人)になった バン・ギムン氏の伝記的な本。

もの凄く感銘を受けました。

その時にできることをひたむきに。 常に謙虚で。 努力、努力、努力。 そして人柄。

私利私欲に走るのではなく。 暮らしなんて質素なものでよくて。 そんな事より大切なものがあるだろ?っていう、 逆に大人になると忘れてしまいがちなこと。

韓国の中でも、片田舎な出身で、高校時代、鼻のホクロのせいで 短期留学生に選出されなかったかもなんていうエピソードの持ち主。

そりゃ、コレ系の本は、どこまでリアルかなんて分からないけど、 7掛けとかだったとしたって、十分です。 本読んだだけですが、もの凄く応援したくなりました。

俺も、ちっぽけな存在だけど、コツコツと頑張っていきたいなって思います。

この本は韓国でベストセラーになった本の翻訳本なんだけど、 あとがきにも書いてあったけど、日本語的にもすげー親しみやすい文章で、 翻訳的にもこだわりもってやった仕事だな~って感じがします。 ブワーっと一気に読めてしまいました。

特に技術系の本とか、英語まんま直訳したべ的な

ひどいのがあるけど、全然レベル違います。

内容・読み易さ、ともに自信を持っておすすめしたい一冊でございます。

ただ、日本の植民地時代のエピソードとかちょいちょい出てきたりして。 自分は全然戦争を知らない世代で、普段全く意識をしないけれど。 やっぱりアジア諸国の中では、的な部分は感じました。 だからどうだっていうわけではないけど、それは事実として受け止めないとなって。