外国語上達法

外国語上達法 (岩波新書 黄版 329)を読みました。

初版が1986年で。2007年に第35刷なんていうロングセラー。 どんなノウハウが詰まってるのかなぁって楽しみにしてたんですが、 なんというか、正攻法というか。金と時間かけなきゃダメよとか。

でもって、今みたいにインターネットとか無い時代の話なので、 若干、現代とのギャップを感じたりしつつも、それを上回る面白さというか。 著者の千野さんの人柄というか、ユーモラスな部分が存分に出ていて。

人と人とのコミュニケーションである以上、結局は人間味なんだよねって。 どんだけ単語や文法知ってたって、その国の文化とか、しきたりとか。

2時間くらいで肩の力抜いて読める本であるにもかかわらず、 本質をついてて、腑に落ちる感じで。出会えてよかった一冊です。