フラット革命

僕がはじめて佐々木 俊尚さんの本を読んだのは、グーグル―Google 既存のビジネスを破壊するでした。 かなりセンセーショナルで、ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まると共に、 僕の中でインターネットに対するモノの見方が大きく変わりました。

普段エンジニアとして暮らしている自分にとって、 そこで扱われている技術とか、プラットフォームとか、アーキテクチャとかは、 仕事と直結しているわけではないけれども、一般の人から比べたら かなり身近なものであると思う。

例えばAjaxみたいな新しい(かどうかわかりませんけど)技術が出てきたときに、 ”それをどう使うか”よりも、”どういう基盤上でどういう振る舞いをしているのか”みたいなことが どうしても気になってしまう。

そうこうしてるうちに、Webの世界で何が起こっているか?というところからは 疎くなっていって、「この技術を使うと、こんなことができるんですよ」みたいな 明るい部分しか見えてこなくて、なんて夢のある仕事なんだ!みたいな。。

そこで、このFlat革命。

元々新聞記者で、ジャーナリストである、佐々木 俊尚さんであるからこそであり、 評論家的なモノ言いではなく、そこにあった事実を元に、ガッついた感じで熱い。

< われわれ>っていう概念がなくなって、< わたし>っていう。 フィード2.0じゃないけれど、技術的にもそれを加速させるものもあると思う。

”ことのは事件”とか全然知らなかったし、 自分もBlogで下手なこと書けないなぁなんて思ったり。

小川浩さんは、しょこたんブログを例に、 その瞬間でしか、しかも興味のない人には意味のないものをウキャブログ~なんて呼んでいるが、 その間逆に位置するというか、”ジャーナリズム”に対して本気で取り組んでいるブロガーが いるんだということ。

インターネットには、絶対的な規制力みたいなものを持った組織は存在しない。 個がいつでも、自分の好きなことをぶちまけることができる。

そこで事件や論争が起こったりするけれども、 事件や論争のプロセスも含めて、 全てがインターネット上で公開されてる。

こうなってくると、もう肩書きだけじゃやってけない。 誰が言ったかではなく、何を言ったか。

いやはや。 改めてこういう本に触れたりすると、 自分が、のほほ~ん、と暮らしてる間にも、、。