辰吉って言ったら、自分らの世代の男性にとってはまさにカリスマで。 リング上以外はマスコミを通してしか見たこと事が無かったから、 言動がチグハグしてんなぁなんて思った事もあったけど。 何も言い訳できねーなって思える一冊。全ては自分自身。 勝てないのは自分が弱いから。それなら強くなればいい。 いきなりドデカイ事は出来ないから、出来る事からはじめてベストを尽くせばいい。 他人が言うよりも、自分がどう思うか。 いろんな逆境を乗り越えてきた人だからこその言葉の重みもあるけど、 それ以上に、自分の信念とか、自分の価値観とか。 もちろん編集とかはされてるだろうけど、言い回しというか、言葉遣いが、 ガキの頃に聞いたそれと変わらないからスーっと入ってくる。 なんだかモヤモヤしてたことがスッキリした気分です。 この本はなんかの雑誌でボクシングとか全く興味もってなさそうな 女性の作家さんかなんかがレコメンドしてたんだけど、その人にも感謝だなぁ。 出会えてよかった一冊。