Developers Summit 2011 にいってきました

もう何回目の参加になるか分からないけど、今年も行ってきました。デブサミ目黒雅叙園。 メモった事や思った事なぞ。SlideShareの講演資料がみつかったヤツは貼りつけておきます。   ■ 【17-E-3】Hadoop:黄色い象使いへの道 ~「Hadoop徹底入門」より~ MapReduceっちゅうのは選挙で例えると、、 ・Map:一票一票を正の字にプロットしてく作業 ・Reduce:正の字を集計する作業。 個人的にはこの例えが分かりやすかったかな、と。   Hadoopでありがたいこと → Node間の通信やどっかのノードが落ちた時の事をHadoopがよろしくやってくれる   Hadoopの使いどころ →インプットが数十ギガバイトじゃちょっと小さい。数テラくらいから。   ディストリビューションLinuxを生のまま使う人がいないようにHadoopも。クラウデラがオススメ。     ■ 【17-A-4】大規模Webサービスのためのデータベース技術の現在・未来 これはハンパなかった。資料みれば内容は分かると思うのでアレですが、、   マッピング方式のSharding →割った余りで分散させるのではなく、設定ファイル等使って分散させることで、  ノード追加時に既存に影響を与えないように。  分散設定のファイルのキャッシングとか共通機能として作りこんでおけばOK。   ハードが進化してるから本気出せばマスタの処理はレプリケーションより早い。 →これは驚きだった。けどロジカルで非常に明解。  レプリケーションの反映がスレーブ側でシングルスレッドしか出来ないってのがポイント。  今のところ、どのRDBMSもシングルスレッドしかレプリケーションの反映できない。   PCI-Express SSD →パない。まじで。数万IOPS(Input Output Per Second)出ちゃう。  上にも書いたけど、マスタで使ってもレプリケーションより早いから、  レプリケーション遅延引き起こすのでマスタで使う用途はまだないかも。  仮想環境ではまだオススメできない。   マスターだって自動でフェールオーバーしちゃう →テーブルの障害と、レプリケーションのステータス(relay-log.info)の  更新がアトミックでないのもあって、スレーブ作り直しが主流だが、  やれないこたぁない。スレーブ間の差分を比較して任意のスレーブをマスタにすりゃいい。   いやぁ、この講演はしびれた。自分がDBAだったらDeNAさんで働きたくなっちゃうカモなぁ・・w     ■ 【17-C-5】Spring as a Cloud Platform 昔はSpringとかSeasarの話をデブサミで聞くと、興奮冷めやまぬ感じで、 現場に持って帰って使っちゃる!!って感じでしたが、なんかそういうワクワク感がなく。 クラウドで〜ってのがポイントみたいですね。これからは。 で、標準みたいなのもあるけど、結局そのクラウドの特徴おさえてやりましょうみたいな感じで、 まだ成熟してる感はないので、コレといって的な。   ちらほらコードが出てきて、アノテーション使えばXMLをあんまり書かなくてよくなってて よさげだなぁとか思いつつも、Railsとかやってるとその辺の感動も薄れてきたりして。

    ■ 【17-C-6】SpringのこれからとJava開発者向けの次世代RAD、Spring Roo RooのデモはGoogleDeveloperDayの時にもみたし、同時通訳だとなんかテンポが微妙なアレでしたが、 "ボイラープレート"って言葉を知れたのは良かったです。 ボイラープレートってのはお決まりのSETとかGETとかって事なんだけど、 その辺はRooがAspect作ってマネージしてくれる。   あとはもう、RedisだMongoだHadoopだ決済だソーシャルだの、 ホントに全部やるんですか?って感じだったなぁ。 オーストラリアに開発部隊があるそうですが、 機会があれば、是非そのチームにJOINしてみたいです!     ■ 【17-C-7】モデルが人と情報とモノをつなぐ ~ 書籍『アーキテクチャクラウド―情報による空間の変容』extra セッションタイトルにつられて、クラウド系のセッションかと思いきや、 ガチで建築設計のセッションでした。。が、この話きけて良かった〜〜。 これでもかっ!ってほど人間の行動心理とか含めて考えに考え抜いて設計してるのね。。 お台場にある乃村工藝社って会社のビルが前から気になってたんだけど、 講演者の方たちが設計した建物だそうで。是非そういうオフィスで働いてクリエイティブな仕事 してみたいものです。     ■【18-B-1】プログラマが知るべき、たったひとつの大事なことがら あぶねぇセッションだった。泣くかと思った。 このセッションの内容をメンタル的な拠り所としてしばらくエンジニアとして 頑張っていく所存でございます。押忍。     ■ 【18-C-2】オラクル統合後の Java の今後について これもある意味パないセッションだった。なんというか完全アウェイ感。 ちょっと被害妄想過ぎか?くらいなお話の内容。 ”OracleJavaの執事です。でも執事だからってHudsonじゃないよ” とか言って笑ってる人誰もいない雰囲気。。聞いててかわいそうなくらいでしたが、 Java7の話とかは聞けてよかったなぁ。 Closableインタフェースとか復数例外を1行でキャッチ出来るとか、結構アツい。

    ■ 【18-A-3】スマートフォン向けソーシャルアプリケーション開発の現在 業界動向的には勉強になったけれども、GREEさんの話もっと聞きたかったなぁ。 資料もThoughtWorksとかモルガン・スタンレーとか拝借ものが多かったし。     ■ 【18-A-4】ウェブアプリケーション関連技術5年間の変遷とこれからのはなし 5年前のGREEのサーバ構成と、今自分の組織で運営してるサーバ構成比べると…orz 5年前からApache2.2とかMySQL5.1とかあったっていう。。 DeNAさんのセッションにもあったけど、64bitのLinuxサーバの台頭がデカかった、と。 自分のとこはその恩恵あんまりうけられてないような。。。 イロイロ考えさせられるセッションでした。     ■ 【18-C-5】Eat your own dog food! - アマゾンにおけるAWSを用いた社内システム移行事例 - 内容は普通の話でしたが、AmazonAWSを運営してるのは別会社って事で。 世界で一番ケチでイロイロうるさいかもしれないAmazonの社内システムを クラウドでやってんだから、セキュリティとか含めて大丈夫って言えると思う、と。 そう考えると、同じような業態の自分の会社だって使えるよねぇとか妙に説得力あったりして。 クラウド上にOracleEBSのせるとか、Exchangeサーバ立てるとか、SVFで帳票出すとか、 その辺もガツガツ攻めこんでいらっしゃるそうです。     ■ 【18-A-6】Ameba Pigg Backend Practice 自作KVS作ったけどやっぱやめた話とか、画像サーバをいかに安定させてきたかとか、 結構泥臭いけど共感出来る話が多くて。他のセッションに比べて身近な感じがして、 是非これからも頑張ってください!って思えたというか。自分も頑張ろうって思えたというか。 サイバーエージェントさんの個々のエンジニアの裁量権って魅力的に自分には見えました。

    ■【18-B-7】未来のために私たちの帆を立てよう 1日目に引き続き、最後のセッションはテクニカルなものではなセッションに。 これまた自己啓発セミナー的な参加型のとてもナイスなセッションでした。 #4tate もしたし。 野村恭彦さんの↓の本は要チェックだなぁ。

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他にもオライリーのガチャガチャやったり、 ってかオライリーさん日本語の書籍も電子化してる!→ http://www.oreilly.co.jp/ebook/ ここでしか会えないような人もいたり、よく会う人にもやっぱり会ったり、 他にもイロイロ楽しめた2日間でした。   ところどころでパシャパシャ撮った写真達を下に貼っておきやす。   Hadoopのセッションの様子   GREEさんの各要素技術に◯X比較したヤツ(みずらいですが。。)   もらったY!さんのノベルティ(こういうの嬉しいですね〜)   アスクザスピーカーブースにいってもらったOracleプロダクトに関する書籍   オライリーのガチャガチャ   田丸ってラーメン屋で食ったネギチャーシュー麺