未来型サバイバル音楽論―USTREAM、twitterは何を変えたのか

未来型サバイバル音楽論―USTREAM、twitterは何を変えたのか (中公新書ラクレ)を読みました。   いやー、これは読み応えあって面白かった。   自分は90年代後半から00年代前半にかけて、渋谷、六本木、西麻布界隈で 頻繁に夜のクラブ活動をしていたタイプなのですが、その頃の友人は 大手な会社で働いていたり、インディーレーベルで働いていたり、 DOMMUNEにライブ出演したりと、その業界で活躍してたりもします。   サラリーマンになってからは、レコードも頻繁に買わなくなったし、 なんとなくたまにレコード屋にブラっと寄って気になったミックスCD買って、 気に入った曲はiTunesで買って、とかそんな感じで。   時代の波には乗っかってるけど、コレといって業界そのものが ドラスティックに変わったとか意識してこなかった。   けど、この本読んで音楽業界で働いてる友人の話とか、七尾旅人とか、 TwitterUstreamもそうだけど、いろんな点と点が線で繋がったような。 それだけでなく、牧村氏の過去の回想が興味深いというか。 自分はHipHopを懇意にしていたので、俗にいう渋谷系とかってあんまりだったんだけど、 なるほど、当時に、そういう狙いでそういう風にやってったんだなーとか実に興味深い。 フランスの出版社のエピソードや、坂本龍一がやってるcommmonsがなんでmが3つなのとか、 へぇーって思う事が随所に散りばめられていました。   インターネットでサービスを提供することを生業にしていて、且つ、一時期は 音楽にドップリ浸かってた人間にとって、コレからスッゲー面白くなってっちゃうのかも、とか 思わせてくれたっていうか。 そういうのにちょっとでも力を貸せるようなシチュエーションないかなぁって考えたりする今日この頃です。 PayPalとかサービス提供しながら導入支援とかやれたら面白そうだけど、 求人サイトみたらeBayのと一緒になってるんだけど(http://www.ebaycareers.com/Home.html) 日本でエンジニアの仕事は無さげっすね。。