タイトルに異和感あり
明治以降の5つの戦争に対する優れた考察
表紙には「高校生に語る」とあるが、内容はかなり高度
「戦争」を選んだのは、当時の権力者、指導者、決して普通の「日本人」ではない
それでも、日本人は「戦争」を選んだを読みました。
この手の本を、”読まなきゃいけないよな”なんて思うようになった自分は、 成長したのか、おっさん化してるのか分かりませんが、 学生時代に社会の授業とかでお勉強はしたけど、 実際のとこどうだったんだろうな?ってのが気になって。 その時の庶民の状況とか、いろいろな目線で。
以前読んだ、半藤さんの昭和史がすっげえよかったので、 (その時の感想です→http://shinodogg.com/?p=2431) より女性っぽい視点が入った感じの戦争前夜の話が読めればな、と。
そう考えると、ドンピシャな内容で、結構ライトウエイトな感じなんですが、 結構読み終わるのに時間かかりました。 途中に間が開いちゃったりして、風呂場で読み進めて、3週間くらい。
それにしても、助成金がもらえるからって、 村民に、ユー満州いってきちゃいなよ的なことがあったり、 軍隊だって、下っ端の最前線のヤツらに対する扱いとか。 まぁ、なんというか、この国のお偉いさん達は、国民の事をなんだと思ってたんだろとか、 思うような事がやっぱり多くて。
特に景気が悪くなってきたり、貧しくなってくると、 途端に良くないことが起こりだすわけで。今とかなんか危ない状況だよな、とか。
日ごろ、日本に住んでりゃ、戦争とかに関わることないよな、とか思っちゃってますが、 こないだ読んだ、ブラック・スワンの著者の レバノンの話とか思い出すと、いつどうなっちゃうかなんて分からないよなって思うし。
いろいろ考えされつつ、ほんとにヤバいなと思ったら、 いざとなったら日本からバックレる事も視野にいれた方がいいのかも、、 なんて思ったり思わなかったり。。