サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉

サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 (宝島社新書 254) (宝島社新書 254)を読みました。

ちょいちょい投資とかしている自分にとっても、 別にアメリカの住宅系のファンドを買っていたわけじゃないけど、 相当な打撃を受けたわけです。

あー、金融っておっかねぇなぁって思った反面、 自分に関係しているのは、お金だけだけど、実際に現場で 何が起こってんのかって知らなかったりして。

ブラっと立ち寄った本屋で立ち読みしてたら、へぇ~って思って。

就職氷河期世代なので、バブルは遠いガキの頃の話で、全然実感とかないけど、 俺の地元の海老名で、駅から徒歩30分くらいのとこでも、 1億円の新築物件が建ってたのを思い出します。

そりゃ~なんかおかしいべって。 子どもながらにそんな風に思いました。

昔、じいちゃんが、見たこともない土地を買って、 人にその土地を売ったりしてました。

バブルがはじけて、大損こいてから、売れなかった土地を みにいったら、海岸で半分海に沈んでた。

ここんとこのアメリカも同じだったんですね。 んで、それに群がったハゲタカみたいなやつが寄ってたかって。 建ててる最中の家かって、住みもせずに売っぱらったり。

"証券化"ってので、話がややこしくなって、 金融技術がどうのこうのって印象だったけど、 結局は、ローン組んだ人が月々に払う利率分を、 証券を買った人らがいただく、ってだけの仕掛け。

いろんな金融商品に組み込まれてばらまかれたり、 レバレッジ効かせてたりすっから、ややこしくなっただけで。

世の中、おいしい話はそうそうないんだから。 あったとしても、自分の手元にその情報が伝わってくる頃には、 枯れちゃってるんだろうし。

したたかに生きなきゃいかんなぁと思いました。

少し気になったことは、挿絵というか、ところどころに出てくる絵とか図が、 Excelから切り取って、ペイントに貼って、GIFとかJPEGにしたんじゃないかと 思われるような解像度の低さというか。 商品化するんだから、もうちょいその辺に気を遣ってもいいんじゃないかとか 思ったり、思わなかったり。