アウトレットブルース - 川村勝

アウトレットブルースを読みました。

SD TVを観てたら、norikiyoがライブで、アウトレットブルースのことについて話していて。

中学とか高校の頃って、その地域その地域に、めちゃめちゃケンカが強いやつがいるとか。 XXっていう暴走族が~とか、XXっていうチームが~とか。 特に自分の住んでた神奈川はそういうのが盛んなんじゃないかとか思います。

んで、おー、その名前聞いたことある、、的な人が作者で。 で、買ってみたこの本。

結構分厚いんだけど、一気にグワーって読めちゃう感じで。 ほんと涙アリ、笑いアリっていうか。

っていうか、めちゃめちゃいい人なんじゃねーかよっていう。

でも、やっぱり、すごい響く部分があって。 自分にとっては、ものすごく自己啓発になったっていうか。

セカイハスバラシイってノリで俺も生きていきたいなって思えました。

ひとつだけ、自分は運がよかったなってことがあって。 覚せい剤とかその類には一切手出さずにこれたこと。

毅然とした態度で拒んでいたっていうよりは、 気が小さいからっていうようなのが理由で、 遊んでて、そういう場面に遭遇したことだって何度もあったし。 そこに強要するようなおっかない先輩とかがいたら、 わかんなかったよなって思います。

タバコも、もうここ7~8年前にやめましたが、 やっぱり高校生の頃とかは、みんなとの一体感っていうか。 タバコがあったから出来た友達とか。

今は、サラリーマン長くやってると、初対面の人とかとあっても、 社交的に振舞えたり、お酒飲まなくても、いろんなこと楽しめるっていうか。 学生の頃とは、テキーラ飲まないと、クラブもあんまり楽しめなかった。

そう考えると、あんまり意識しないところで、 自分自身成長してるんだなとか思えます。

自分も、少し悪いことをして、おまわりさんにお世話になって、 両親に迎えにきてもらったりしたことがあったけど、 長髪にしたり、金髪にしたり、ケツまでずり下げたズボンはいたり、 アホみたいな音量で部屋で音楽かけたり、 毎晩夜中に出かけて、朝帰ってきて、夕方まで寝てたような自分に対して、 いつもあたたく接してくれた両親には、ほんと感謝しないとな、とか。

小難しいビジネス書もいいけれど、たまにはこういうの読まないと。 自分のアイデンティティっていうか、そういうのを見つめなおすきっかけを 与えてくれるような、俺にとっては、そんな一冊でした。